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当協会では、Herbert Smith LLPよりMs. Alexandra Néri、Dr. Stefan Völker、Dr. Frederick Ch'enをお迎えして「欧州における知的財産制度・実務の最新の動向」と題して下記によりセミナーを開催致します。
1)グーグルの「Adwords」をめぐる商標権侵害訴訟(Ms. Alexandra Néri)
本セミナーでは、ブランドオーナーがフランスでグーグルのAdwords有料広告サービスをめぐり欧州司法裁判所に対し提起した3つの訴訟事件について、実際に本件訴訟を担当したNéri氏が解説します。Adwords有料広告サービスとは、インターネットでユーザーが一定の検索用語を入力した際に、広告主が、自社広告を表示させるために広告料を支払う(入札する)システムです。同システムでは競合他社の商標が表示されることも可能でした。本セミナーでは、
(1)広告主が競合他社の商標に入札する仕組みはグーグルによる商標権侵害であるとする主張、
(2)特に、侵害の有無に関連する判断要素、商標が有する機能、そして、
(3)サービスプロバイダが利用可能な責任制限規定(電子商取引指令に基づくものを含む)
等について解説します。
2)欧州連合における並行輸入(Ms. Alexandra Néri)
本セミナーでは欧州連合における並行輸入を、権利消尽の原則および商品の「移動」の原則という二つの側面から解説します。権利消尽の原則は、登録商標所有者が、その所有する商標によって欧州共同体域内の市場に商品を出した、または商品が当該登録商標所有者の同意のもとに出された場合は、商標の利用を禁止する権利を有さないとする原則です。本セミナーではこの原則の内容と例外について解説します。また、商品の「移動」は、ひとつの国から他の国への商品の通過をさすと理解されています。本セミナーでは、商品の移動に適用される欧州の関連法に基づき利用可能な様々な法的解決方法について解説します。
3)著名商標の保護(Dr. Stefan Völker)
著名商標はもっとも重要な商標です。商標は有名になった後は他の分野の商品に使用されることが多い。また著名商標は特に侵害される傾向が強く、模倣品や偽造品その他の方法により商標権侵害の被害を受けることが多い。本セミナーでは、商標権保護および商標権侵害の要件、著名商標が保護される侵害の類型等をはじめ、著名商標を特別に保護する欧州商標法のさまざまな側面について解説します。
4)複数の国をまたぐ訴訟管理の戦略(Dr. Frederick Ch'en)
欧州の特許制度の統一化に向けた動きが加速する一方で、欧州各国は依然として独自の法律や規則および手続を有しています。そのため欧州で特許訴訟を起こす場合は、相当な調整作業と専門知識および現地制度に関する知識が求められます。本セミナーでは、複数の国をまたぐ特許紛争がどのように処理されるかについて、
(1)申立て前の証拠収集
(2)予備的差止命令の利用の可否
(3)手続の各段階に要する期間、および
(4)証拠開示等
を中心に、概要を解説します。特に、欧州で特許訴訟を行う場合を念頭に、ライセンスや裁判諸制度の違い、主張内容の構成方法、特許侵害訴訟・特許の有効性をめぐる訴訟および損害賠償と費用等の問題を検討することの重要性をはじめ、実務的なアドバイスを提供します。また、欧州や他地域の諸外国の現地法弁護士と連絡・調整しつつ、全体を中心的に管理しうる弁護士を利用することで得られるコスト面の利益についても解説します。
このセミナーは、日本企業が欧州において特許問題や知的財産問題に直面した際に、どのような準備を行う事が最適か知識を深める良い機会となりますので、多数の皆様にご出席を頂きたく御案内申し上げます。
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