この度当協会は、Vossius & Partnersより、Dr. Mathias KleespiesとMr. Paul Kretschmarをお迎えし、

標記テーマに関するセミナーを開催致します。

  詳細内容につきましては以下の項目を予定しております。

１．ＣＴＭ商標システムの概要（出願・異議手続き）

（講演者Mr. Paul Kretschmar）

欧州共同体商標意匠庁（OHIM：The Office for Harmonization in the International Market）における

CTM出願および異議申立手続の特殊性／特徴について、その概要を説明します。特に、方式要件、

費用、戦略的に考慮すべき事柄及び典型的な落とし穴について焦点を当て、解説します。

２．ＣＴＭ商標システムと各国および国際商標システム（マドリッドシステム）との比較

（講演者Mr. Paul Kretschmar）

日本企業の観点から、CTMシステム、各国およびマドリッドシステムに基づく国際商標登録という

3つの異なるシステムについてそれぞれの概要を解説し、これら3つのシステムのメリットとデメリットを

比較します。

３．保護を阻止する絶対および比較障害に関するEU case law

（講演者Dr. Mathias Kleespies）

CTM出願において、保護を阻止する絶対および比較障害に関する、欧州司法裁判所の近年判例法の

最新情報をお伝えします。

４．サーチ戦略

（講演者Dr. Mathias Kleespies）

CTM出願するにあたり、出願前に商標が登録要件を満たしているか否かを見極めること、

他人の登録商標等の存在の有無を検証することは最重要課題です。費用とリスクの面から、

効果的かつ最良な商標調査の実務について説明します。

５．ＥＵで商標保護を得るための日本企業への戦略的アドバイス

（講演者Dr. Mathias KleespiesとMr. Paul Kretschmar）

日本企業がEUでの商標保護を得るために留意しなければならない点を、戦略的視点から

アドバイスします。

今回のセミナーは、欧州において取るべき今後の商標関連対策を具体的に知る、

非常に有意義な内容となるものと思われます。多数の皆様のご出席を頂きたくご案内申し上げます。

【協賛】　金沢工業大学大学院