AIPPI・JAPANセミナー
ロシア知的財産制度の現状について
この度、当協会はGorodissky & Partnersから下記の方々をお招きして、実践的なアドバイスを交えロシア特許・実用新案・商標の改正概要を解説していただきます。また、知的財産権に関する係争問題についても言及していただき、侵害防止・阻止するための対策に役立つアドバイスをいただけるよい機会です。是非ご参加下さい。
1.「ロシアの新たな特許制度」
講師:Yury Kuznetsov氏(ユーラシア・ロシア特許弁理士)
先行技術および進歩性要件における日本とロシア(新制度)の比較
進歩性要件への適合の評価の仕方が国ごとに異なる場合があることについて紹介します。この点に関する法規定や規則の比較、最新の法改正の概要とともに、実践的なアドバイスも行います。
実用新案保護に関する新たな法規定
実用新案の制度は全面的に改正されました。この改正の概要と、実用新案をお勧めできるのはどのような場合かについての実践的なアドバイスをお伝えします。
先使用権‐予想される裁判所の姿勢
ロシアの訴訟実務において、先使用権の規定が抗弁で使用されることが増えています。この制度に関する裁判所の見解について概説します。
2.「ロシアの商標制度」
講師:Alexey Kratiuk氏(ロシア商標弁理士)
日本語の文字や単語からなる標章をロシアで商標保護するためのアプローチ
ロシアで商標権を取得する最善の方法について大まかに説明するとともに、最新の法改正に基づく登録要件、絵文字や日本語文字の審査に関する特別な事項についても扱います。また、商標の文字や色彩が、保護範囲にどのような影響を及ぼすかについてもお伝えします。
ロシアにおける周知商標の認定
ロシアで周知商標と認められるために満たさなければならない主な要件と、周知という地位に伴う利点について説明します。
不使用取消‐裁判所における最新の判決
ロシアで採用されている使用要件に関し、商標権者による使用の立証責任や、不使用取消訴訟を起こした原告が正当な利益を立証する必要性などの背景情報を紹介します。また、これらの要件が実際にどのように作用するかについて、最新の判決に基づいて説明します。
3.「ロシアにおけるその他の知財関連情報」
講師:Evgeny Alexandrov氏(ロシア商標弁理士)
インターネットでの販売と小口貨物
ロシアにおけるオンライン取引に対する法規制と、商標権者がネット上での知的財産権侵害を防止・阻止するために取り得る対策について概説します。また、ネット上でのキーワードやメタタグとしての商標の使用など、他の種類の侵害についても説明します。
知財保護のための税関措置
税関は模倣品対策において最も有効な国の機関です。税関の知財登録簿への対象物の登録手順や、不正な貨物であると判明した際に、税関が取る法的手続に関する問題を扱います。
知的財産権と通過中の物品
ロシアへの輸入は意図されていないが、ロシア領土を通過する物品への法的対応における、ロシア税関の運用について説明します。
ダウンロードファイル | H27.7.8【セミナーレポート】 |
---|
セミナー及び講演会の申し込み方法
参加のお申し込みは、各セミナー及び講演会専用の申し込みフォームから、必要事項をご記入の上、お申し込み願います。
お申し込みいただいた方には、フォームに記載されたメールアドレスへ受付メールが送信されます。
※受付メールには受付NOが表示されております。
セミナー、講演会に関するお問い合わせ
セミナー事務局 (電話:03-5839-2559(直通)/FAX:03-5839-2686)
までお願いいたします。