コラム

Column

2026.4.10(金)new


☆箱根から見える富士山(2014年撮影)



♪あ~たま~をく~も~の~ う~えに~だ~し~・・・・・♪

 


日本で一番高い山「富士山」

日本の童謡で、文部省唱歌としても富士山は歌われています。

(動揺『ふじの山』 作曲者:不詳 作詞:巌谷小波 七五調の歌詞)

 

富士山は日本人の心などとも言われ、末広がりの形の左右対称の美しさから、北斎に代表される芸術家たちをも魅了してきました。

 

そんな富士山ですが、先日NHKで「噴火」について特集していました。

あまりの姿の美しさと優美さからついつい忘れていましたが、「そうか噴火の恐れがあったんだった…」と、その静けさに少しばかり恐怖も感じました。

 

1707年12月16日に始まった宝永大噴火から約300年以上が経つ現在。

いつ起こるかわからない噴火の影響は、常に頭に入れておかなくてはいけません。

 

 

今回は、そんな美しくも恐ろしい 日本人が魅了され続ける富士山について少し調べてみました!



 

〈基本データ〉


◆名称:

 富士山


◆遺産:

 世界文化遺産登録(2013年6月)

 登録名称は『富士山ー信仰の対象と芸術の源泉』


◆最も高い所:

 剣が峰


◆山頂の気温:

 1月平均マイナス18.5℃  8月平均6.0℃


◆高さ:

 3,776.24m


◆位置:

 東経138451
 北緯35215


◆体積:

 1,400km3


◆山頂周囲:

 約3㎞


◆広さ:

 東西39km 南北37km


◆所在地:

 山梨県と静岡県をまたがる。山頂は現段階で何県なのか決まっていません。住所はありません。


◆「合目」について:

様々な説はあるものの、登山口から頂上までを10等分した距離と言われているそうです。

(参考:https://www.navi-city.com/tokusyu/tokusyu_fuji2.html

 

◆富士山の円錐形:

 富士山は若い火山で、山頂の火口を中心に何度も噴火が起きています。溶岩が流れ出て冷え固まることで次第に高くなりました。高くなると、雨などで地盤が緩んで土砂崩れが起きます。溶岩や土砂崩れが谷などの凹凸を埋めて、なだらかな、円錐形になったといわれています。

(参考:https://www.navi-city.com/tokusyu/tokusyu_fuji2.html

 

◆富士山が見える最も遠い場所は?:

 富士山が見える最も遠い場所は「和歌山県那智勝浦町の妙法山(749m)といわれ、富士山から322.6㎞の距離があります。

(参考:https://www.navi-city.com/tokusyu/tokusyu_fuji2.html

 

 

 

〈富士山の歴史〉




富士山は、今から約10万年前に誕生した若い火山です。

10万年前で若いの?と思われるとおもいますが、日本の火山の多くは数十万年~100万年の歴史があるのに比べると、大変若い元気な火山と言えるのです。富士山は、8世紀以降、少なくとも10回以上の噴火が記録されています。

 

 

西暦781年

西暦800~802年

西暦864~866年 貞観噴火

西暦937年

西暦999年

西暦1020年

西暦1033年

西暦1083年

西暦1435年

西暦1511年

西暦1704年

西暦1707年 宝永噴火

 

西暦864年の貞観噴火と西暦1707年の宝永噴火はとても規模の大きい噴火であったそうです。



 

〈世界遺産となった富士山〉



☆河口湖から見える富士山(2022年撮影)


2013年6月、第37回ユネスコ世界遺産委員会で、富士山は世界文化遺産に登録されました。

その登録名称は『富士山ー信仰の対象と芸術の源泉』です。

なぜこの名称になったのか‥。それは、富士山が日本人にとって『信仰の対象』であり、『芸術の源泉』として、日本文化に大きな影響を与えてきた背景があります。

この影響を与えた文化の一つとして、浮世絵師の葛飾北斎と歌川広重の浮世絵は有名です。

北斎の『冨嶽三十六景』、広重の『不二三十六景』と『冨士三十六景』は、日本人だけでなく海外の人たちをも魅了しています。

(参考:https://www.fujisan-3776.jp/value/index.html

 

 

〈登山者とゴミ問題〉

富士山の年間登山者数は、大体20万~30万人です。2025年は、開山日から9月10日までの全登山道合計の登山者数が約20万5千人でした。

コロナウイルス感染症まん延防止の2020年は閉山したため0名でしたが、翌2021年には78,548名、2022年は160,145名、2023年は221,322名、そして2024年には204,316名となり、2025年は近年最も多い登山者数です。

オーバーツーリズム問題もありましたが、恐らく日本人だけでなく、海外からの観光客も増えたこともあるでしょう。




 

登山でも人気の富士山ですが、一方で深刻な問題も抱えています。

その1つが「ゴミ問題」です。

登山道には、飲食物やそこから出たゴミ、タバコの吸い殻が散乱しているそうです。これは自然環境を大きく損なう重大な問題です。

景観も悪くするうえに、更に問題なのは、野生動物がゴミを食べて中毒を起こす、雨風に吹かれて流れ出た有害物質が土壌や水質を汚染する可能性があります。

富士山は標高が高く気温が低いため、地上よりゴミの分解が遅く、いつまでも残ってしまうことがこのゴミ問題を深刻化させているそうです。

現在、そういった問題を、国や行政、ボランティアの人たちによる問題解決のための取り組みがなされています。

しかし、その対策も当然限度があるので、富士山を登山する人たち一人一人が「美しい環境と美しい姿を残す」努力と高い意識を持つことが大事でしょう。

富士山に限らず、多くの観光地、地球温暖化においても、人間によって汚染され、生き物が棲みにくい環境を作ってしまいました。

日々の生活でも、一人一人の地道な努力が大きなことに繋がっています。


美しい富士山をいつまでも残せるようにしていきたいですね。

 

 

【参考URL】

https://eleminist.com/article/3853

https://www.fujisan-3776.jp/value/index.html

https://www.navi-city.com/tokusyu/tokusyu_fuji2.html

https://www.pref.shizuoka.jp/kankosports/kanko/mtfuji/1002802/1019031.html

https://www.fujisan-whc.jp/about/heritage.html

https://www.fujisan223.com/knowledge/kids/001.html

 


※富士山写真:筆者撮影


AIPPI・JAPAN事務局 執筆者:T


コラム図
入会のご案内
AIPPI・JAPANの会員になりませんか?
月刊誌の無料購読、各イベントへの無料参加、書籍10%off購入などの特典があり、イベント等で多くの方々と交流する機会がございます。以下のページより詳細をご覧のうえ、ご質問はお問い合わせメール、代表電話までお願いいたします。